初期費用を抑えるにはどうすればいいか。

スタッフブログ

こんにちは。


まだまだ暑い日が続きますね。



今年は長い梅雨の影響もあり、例年より暑くなる時期が遅かった気がします。

その分暑さは例年以上に感じましたが、、、





そんなここ数日、このブログ内容を何にしようか考えようと、いつも通り時間を作っていたのですが、

思いがけず忙しくなってしまったので、今回も少し遅れた投稿となっております。




すみません!!!(必死)








そんな今日やたら電話が鳴るので何だろう、と思っていたら丁度月末だったんですね。

月末付近はご解約に関するお問い合わせを頂くことも多いので、どうしても電話だったりがよく鳴る気がします。







そんな今日、大量の解約受付に関するお問い合わせの中に、ブログのネタに出来そうな別のお問い合わせがあったのでお話させて頂きます。





それはズバリ、



「お部屋を借りる際、初期費用は仲介会社より大元の管理会社で契約したほうが安くなるかどうか。」



です。



(先に申し上げると今回かなり長いのでお時間ある際にご覧くださいませ、、、)


建設・不動産ランキング


(これも先に載せちゃいます。。。)




















概ね結論から言うと、 “ Case by Case “ です。













はい、一番求めてない回答きた~と思ったそこのあなた。

ページを消すのはまだ早いですよ?







ちゃんとご説明しますね。






まず、お部屋を契約する際にかかる “ 初期費用 “ のなかでも、必ずしも(借りる人にとって)必要な経費とそうでない経費があります。


例えば「家賃」や「火災保険料」、保証会社に入るなら「初回保証委託料」なんかは実際に住むにあたりお部屋を借りる人が払う必要がある経費です。
(任意の場合が多いですが鍵交換費用も必要であれば払わなければいけない費用です)




一方、そうでないものもあります。

それが、所謂「敷金・礼金」や「仲介手数料」です。


(敷金については例外ですが)これらは基本的にはオーナー様か契約する不動産会社に支払うお金になります。





まずはじめに、先ほど例外とお伝えした「敷金」は、 ” 退去時にかかる費用を賄うために先に預けるお金 ” と思っていただければいいです。



なので、多くの方は、「敷金礼金は無しの物件がいい!」と仰いますが、正確には敷金は退去時にかかる金額を減らしてくれる役割もあるので、もしご入居する段階で金銭的に少し余裕があるなら、次のお引っ越し時の費用を減らすためにも、先に預けられる物件を候補にいれてもいいかもしれませんね。






続いて「礼金」についてですが、こちらは諸説ありますが大雑把に言って “ 賃借人が賃貸人に支払う謝礼金 “ と思っていただければ大丈夫です。

初期費用の中にある家賃以外の収入分ですね。


ん?と思われた方、すみませんがここでは私はノーコメントでいかせて頂きます。






最後に、「仲介手数料」についてですが、こちらは文字通り、” オーナー様とご契約者様との契約の仲介をさせていただく際の手数料 “ です。


賃貸仲介業を営む不動産会社の主な収入になりますので、私たち不動産会社にとっては大切な収入源です。














前置きが長くなりました。





ここで改めて基本的な賃貸業を営む不動産会社における ” 管理会社 “ の違いと “ 仲介会社 “ の違いからご説明しましょう。


ちょっと文字が多く、ややこしい説明になるので、図を使って説明しますね。




基本的な賃貸用のアパートやマンション等の物件(ここでは管理会社の入っている物件だけに限定します)は、 ” 管理会社 “ が管理運営をしています。

これは、物件のオーナー様が自主的に建物の管理をするのが難しかったり、より効率よく客付けをするために管理を委託しているケースです。


その場合、基本的に管理会社は “建物の修理や整備、ご入居者様からの相談対応、お部屋の募集" の一切を請け負うことになります。


これを踏まえ、一般的に管理会社から直接お部屋を借りる際の流れは以下の通りです。







初期費用を抑えるにはどうすればいいか。の画像2











では、一方管理会社から直接では無く、 仲介会社経由での場合はどうかと言うと、



初期費用を抑えるにはどうすればいいか。の画像3




となります。








これら全てを踏まえ、改めて考えましょう。







どうしたら ” 初期費用 “ は安くなるでしょうか?






初期費用の減額をする際、まず初めに多くの不動産会社はオーナー様に礼金等の免除や、フリーレント期間の交渉をします。





しかし、もちろん、そう簡単にはオーナー様からのご承諾はいただけません。


その場合、それでも減額をせざるを得ない場合は、身を切る思いで唯一の収入源である「仲介手数料」を削るわけです。









ここでまた先ほどの管理会社と仲介会社の図に戻りましょう。





お部屋を借りる際、管理会社直の場合、不動産会社は管理会社の1社しか経由しませんが、仲介会社経由でお部屋を借りる際は不動産会社が2社絡むわけです。




ですが、どちらのパターンでもお部屋を借りるお客様が払う「仲介手数料」は同じ金額です。







さぁ、段々と見えてきましたね。






先に申し上げた通り、「仲介手数料」は、仲介業を営む不動産会社の大切な収入源です。

仲介する会社が増えると、その分取り分は、、、?









ここまでの説明で、



「そうか!じゃあ管理会社で契約するのが一番安いのね!!!」



と思われるかと思います。












すみません。

ここで180度話をひっくり返しますね 汗汗




実はこの「仲介手数料」は、管理会社が管理している物件を契約する際は、一般的にお客様とやり取りをする会社が全額契約者から受け取ることができます。


なので、さっきの後者の条件でも、仲介会社は100%の仲介手数料を受けとることができます 汗

(何故その際管理会社が仲介手数料を受け取らなくても良いのかは、前回のブログ内容をご確認くださいm(__)m)









つまり、、、








管理会社で契約しようが、仲介会社で契約しようが仲介手数料の取り分は一緒なわけです。




ひいてはぶっちゃけどこで契約しても同じだよ。  ってことです。



  







すごーーーーーーーーーく話が長くなっちゃってすみません。。。汗汗
(自分でも話をまとめるのに時間がかかってしまったくらいなので,,,)


ですが、コトの流れを把握していただく事が、これからお部屋を契約する方にとって一番有益な情報になるかと思ったからです。


さらに言えば、この仕組みを知ることで自分が契約する物件が交渉する余地があるかどうかも分かるでしょ?!(無理やり)









というわけで、これからお部屋を探される方には、是非上記の内容を踏まえて不動産会社に(もし初期費用の減額を交渉される際は)ご相談されることをお勧めいたします。




もちろん会社によっては減額が一切出来ない会社もありますし、オーナー様との関係が良好であればやっぱり管理会社のほうがより減額交渉がスムーズに出来るケースももちろんあります。



ただ、それらはあくまで “ 場合によっては “ のお話になります。

だからこそ、 “ Case by Case “ なわけです。








ご理解いただけましたでしょうか?汗



すっごく長くなってしまいましたが、上記を踏まえ不動産会社選びをしていただければと思います。




もちろん弊社もそうですし、どこの不動産会社も減額交渉に対して、出来得る最大限に頑張ると思います!

(場合によっては収入源の仲介手数料を切ってでも、、、)









不動産会社は探したいエリアにだって星の数ほどあります。


そんな中、気になる物件の管理会社を探していくのって、、、けっこう大変じゃないですか。





ですので、これからお部屋を探される方は、是非気持ちよくお部屋を探せるような不動産会社、ひいては営業マンと一緒にお部屋探しをする事をおススメします:)



せっかくのお引越し、私たち不動産会社としても気持ちよくお部屋を決めていただきたいですし!








そんなわけで、締めが少々雑になってしまいましたが、


「お部屋を借りる際、初期費用は仲介会社より大元の管理会社で契約したほうが安くなるかどうか。」


の回答については、


「自分とフィットしそうな不動産会社、営業マンとお部屋探ししようぜ!」





という感じです。








ちなみにウチの営業マンは一癖も二癖もあります。笑






そんなわけでお部屋探しのコツ的な、不動産会社の暴露的な、そんな内容でした。




ここまで読んで頂いた方に、心からの敬意と愛を、山梨からお届けします。

届け!!!




以上!

また来週(できるかな?)宜しくお願いしますね:)




島田


この記事を書いた人

島田

こんにちは。
SUMUJANスタッフブログ担当の島田です。
繁忙期には物件のご案内もさせていただきます。

ブログでは山梨県内のあれこれを紹介していますので是非ご覧くださいませ。

資格:教員免許・キッズリーダー
趣味:飲み歩き・ドライブ